どうも〜!コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回は「スペシャルティコーヒーはなぜ高いの」「普通のコーヒー豆と何が違うの」と言う疑問を掘り下げたいとおもいます。
この記事を読む事でスペシャルティコーヒーの意味や、普通の豆との違いが分かるので、コーヒーの楽しみ方も変わります。
今やコーヒー好きでは当たり前になりつつあるスペシャルティコーヒーですけど、普通のコーヒーだって負けてないし、美味しさだって違います。
この違いを知る事でコーヒーの価値観も変わってきますよ。
Contents
スペシャルティコーヒーって何?
アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)のカップテストで80点以上の評価を受けたコーヒーを主にスペシャルティコーヒーとよばれます。
この基準は日本のスペシャルティコーヒー協会(SCAJ)も同じ定義で行われている。
コーヒーピラミッド
市場で出回ってるコーヒーは大きく分けて4種類のコーヒーで成り立っています。
上の図では頂点に向かって流通が少なく価値が高いコーヒーになっているのがわかります。
ローグレードコーヒー
主に安いレギュラーコーヒーに使われている豆になります。
わかりやすく言うと、スーパーで売られているような豆や、缶コーヒーもこのグレードのコーヒーを使っています。
何となくピンと来た人なら察しがつくように、缶コーヒー1つの値段って100円そこそこですよね?
それでも利益率が高い商品なので、缶コーヒーの原価ってやっぱり安い豆でしか成り立たないのです。
コモディティコーヒー
特徴としては
- ニューヨークの相場あたりの豆
- 汎用品で多く消費されているコーヒー
- グァテマラSHB、コロンビアSP、ブラジル2などのコーヒー
このあたりから馴染みの豆がちらほらでてきます。
自分の場合このグレードの豆を生豆で買って自家焙煎して飲んだりもしています。
焙煎の練習で安く豆を買えるので失敗してもそんなに痛い出費にはならないので凄く助かっています。
プレミアムコーヒー
特徴としては
- ニューヨークの相場よりも高い豆
- 特殊なコーヒー
- 地域の特性があるコーヒー
この辺りのコーヒーはカフェや喫茶店で一杯500円〜600円前後で飲めるコーヒーになりますね。
スペシャルティコーヒー
上で書いた事と被ってしまうんですが、SCAAでカップスコアが80点以上のコーヒーです。
点数別の条件としては
80〜84点
欠点の香味のないコーヒー。
生産国の特徴があるコーヒー
85〜89点
産地の特徴など個性的なコーヒー
90点以上
産地特性が明確に現れ、香味特性も高く希少なコーヒー
ん〜みのるみたいな凡人には理解出来ない評価基準で採点されていますね(笑)
もちろん採点してる人はコーヒーの鑑定をするQグレーダーと呼ばれるプロの方々なのでご安心を(笑)
スペシャルティコーヒー誕生の背景
なぜ普通の豆とそうではない豆を分ける必要があったのかと言うと、実は価格変動の煽りで農家さんがジリ貧状態になっていた!
生豆の価格変動は農家を潰す!
需要と供給のバランスでアラビカ種のコモディティコーヒーはニューヨークの相場に影響を受ける。
生産量が多ければ価格はさがり、天候不順などで、減産予測が立てられたら価格は上がります。
これによって廃業を余儀なくされた農家が増えると供給は減り、価格は上昇します。
コーヒー産業の抱える問題が「安定供給」と「価格の安定」が業界の課題となり、ここから「フェアトレード」などの新しい取引が拡大した。
普通の豆と違い、スペシャルティコーヒーは相場と連動する事はすくなく、高い価値が付く。
その品質と香味に対する対価として高値を支払うバイヤーがいれば高くなるし、いなければ値段そこそこに落ち着く。
価格の主な決定要因は「品質」や「香味」になっている。
コモディティコーヒーとスペシャルティコーヒーは異なる商品として明確に、位置づけられるようになった。
まぁ簡単に言うと、新しい取引の仕方が出来たから、これから品質や香味にこだわった農家さんにはフェアトレードで高い利益が出るよーって話しです。
フェアトレードって何かって言うと、商品を売る時って仲介業者っていると思うんですけど、この人達って必ずしも、正当な価格で農家さんから買って無いんです
。
業者は農家さんの報酬を買い叩いているんです。
それによって何が起きるかって言うと、農家さんが貧しい生活を強いられるので働いても生活が出来ない状態になってしまうんです。
業者を通さずに直接農家さんと取引出来たら農家さんの正当な報酬が支払われます。
それを可能にしたのが「フェアトレード」です。
でも、直接取引は一定の品質基準があるからそれは守ってね!
それが出来れば正当な対価は約束するよって事です。
そしたら農家さん「ウォーッ!」ですよねー(笑)
こうした貧困な労働者を守る為の国際的な活動なんです。
つまりスペシャルティコーヒーを飲むと言う事は僅かながら生産者を助けてる事になるんです!
自分もスペシャルティコーヒーを飲む理由の一つとしてこの「フェアトレード」って言うワードは意識しています。
スペシャルティコーヒーの理念
スペシャルティコーヒーには理念があります。
それは「種からカップまで…」と言うものであり、何を言いたいかって言うと、「スペシャルティコーヒーは苗からあなたに届けるまで、徹底した品質管理をするよ」って事なんです。
コーヒーの製造工程は
1.種子→2栽培→3.収穫→4.焙煎→5.抽出→6.カップ
この様な工程を踏んでコーヒーは飲まれているんです。
特に種子、栽培、収穫は農家さんの努力の塊でカップオブエクセレンス(COE)でカップスコア80点以上でスペシャルティコーヒーとして扱われるので、市場では高値で取引されます。
次に焙煎!
焙煎は主にロースター(焙煎士)だったり、あなただったりします。
ロースターは実際に農園から豆を直接買い付けに行ったりして、時には現地に行って農家さんと交流を深めたりもしている人も居るぐらい、豆に対する情熱は素人では真似出来ない領域で仕事をしていたりします。
そんなロースターさんから買った焙煎豆はほぼ間違いなく美味しいコーヒーになってるのも事実です。
自分がスペシャルティコーヒーにハマったのはそんなコーヒーマニアのロースターさんから豆を買った事で、初めてコーヒーが「甘い」って事に気づいたのが理由にあります。
甘いって言っても甘味を入れてるとかの甘いではなく、鼻から抜ける余韻みたいな物が明らかに甘いんです!
それまではコーヒーって甘味以外で甘さを感じた事は無く、むしろ苦さの方が特徴的で一般的にも苦いイメージはあるはずです。
もちろん苦いから不味いとかじゃなくて、苦い以外の味覚がある事に驚きました。
次に抽出、カップです。
これを行うのは主にバリスタの方やあなただったりしますね。
ただこの辺はロースターの方がバリスタだったりもします。
豆の買付けをしてる人は後の工程もこなすってイメージはスペシャルティコーヒーを扱ってる方に多いイメージですね。
中には焙煎豆を仕入れて抽出〜カップのみのバリスタさんもいるので、スペシャルティコーヒーってやっぱり特別感ありますよね(笑)
まとめ:スペシャルティコーヒーは超特別なコーヒー
スペシャルティコーヒーとは!みたいな記事って結構あると思うんですけど、みのるとしては背景みたいな所が魅力的だったりもします。
この記事でスペシャルティコーヒーに少しでも興味が湧いてくれるとうれしいです。
この記事を最後まで見てくれてありがとうございます!
今回はこの辺で、
ではまた!