どうも〜!コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回はペーパードリップの油分について解説します。
後片付けが楽チンで手軽にドリップ出来るペーパードリップですが、意外な落とし穴がある事をご存知ですか?
たまに「今日のコーヒーはコクが無いなぁ」と思ったりしてる方はこの記事を読んでください。
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ペーパードリップの落とし穴
まずはこの写真を見てください。
A
B
これはドリップした直後に撮った写真です。
この2つの写真は同じ豆で同じ温度で抽出したコーヒーです。
ちなみにペーパーはハリオV60漂白タイプを使っています。
AとBの写真の違いはペーパーの色だと言う事も分かると思います。
この現象が起こる意味はAの写真はコーヒーの油分も抽出した写真で、Bの写真はコーヒーの油分を抽出していない写真です。
油分をコントロールして最適な抽出をしよう。
コーヒーには油分を含んでいます。
この油分はコーヒーの「深み」だったり、「コク」にあたる部分だと思ってください。
好みによって違いはありますが、「今日はあっさりしたコーヒーが飲みたい」のであれば油分を通さない様に淹れる。
どうしたらコントロール出来るか?
理屈としてまず、最初にお湯で濡れたペーパーは油を通しません。
逆に最初に油で濡れたペーパーは油分を通します。
コーヒーが最初にペーパーを濡らした時
このAの写真になり、油分をしっかり含んでるコーヒーが抽出されています。
写真で分かる様に上のペーパーが出てる部分にコーヒー液が上がって来てる状態です。
方法としては
-
「蒸らし」の抽出で、お湯の量がドリッパーの穴から落ちない程度の湯量で蒸らしをする。
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「蒸らし」の抽出でペーパーまでお湯をかけない。
この方法であれば豆から抽出液が出てくるので、最初にペーパーを濡らすのは「コーヒー」になります。
お湯が最初にペーパーを濡らした時
Bの写真になり、油分をほとんど含まない「クリア」な抽出になります。
写真で分かる様に、ペーパーの出てる部分はお湯しか上がって来てないですね。
方法としては
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.挽いた豆を入れる前に、ペーパーを「湯通し」する。
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「蒸らし」の抽出で、ドリッパーの穴から垂れるぐらいの湯量を注湯する。
どちらの方法も間違いでは無い
上記方法は方法論であって「やり方」では無いって事だけ理解していただきたいです。
問題なのはそれを狙ってやってるかそうでないかです。
元々はペーパードリップは過剰な油分をカットする役割もあり、クリアに淹れたとしても多少の油分は入りますし、油分をしっかり入れた方法で淹れたとしてもステンレスフィルターやフレンチプレスほどダイレクトに入るわけではありません。
あくまでペーパードリップにおけるコントロール幅だと思って下さい。
まとめ:好きな飲み口は知っていればコントロール出来る。
今回はペーパードリップの「油分」について解説しました。
- しっかりとしたコクのあるコーヒーはコーヒーから先にペーパーを濡らす。
-
クリアな口当たりのコーヒーは、先にお湯からペーパーを濡らす。
油分を意識すると、もしかしたらあなたの飲んでるコーヒーも表情を変えた飲み口になるかも知れませんね(笑)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今回はこのへんで、
ではまた…